ほほがしは

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名ほほがしは;保宝葉
+表記保宝葉
TitleHohogashiha
テキスト内容もくれん科の落葉高木。幹は直立し、葉は大型の倒卵形で30センチに及ぶものもある。5月頃、直径15センチばかりの白色の香り高い花を開く。「厚朴」を「ほほがしは」の木と訓む(『和名抄』)。「長官が捧げ持っておられるほほがしはの枝はそっくりですね青い衣笠に」(19-4204)、「古の天皇の御代には折り畳んで酒を飲んだそうですよ このほほがしはは」(19-4205)は共に酒宴の歌で、古代は匂いをめでて酒盃に利用した。仁徳記に「大御酒柏」という語が見え、これは、磐媛皇后が天皇の祭りのために準備した柏の葉であり、本来、柏の葉は神を迎え、神に供える酒の具であった。それが、一般の宴会でも盃として用いられ、その香がめでられた。正倉院文書にも「保々柏十把」などと見える。
+執筆者加藤紗弥香
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32294
-68858402009/07/06hoshino.seiji00DSG000684ほほがしは;保宝葉Hohogashihaもくれん科の落葉高木。幹は直立し、葉は大型の倒卵形で30センチに及ぶものもある。5月頃、直径15センチばかりの白色の香り高い花を開く。「厚朴」を「ほほがしは」の木と訓む(『和名抄』)。「長官が捧げ持っておられるほほがしはの枝はそっくりですね青い衣笠に」(19-4204)、「古の天皇の御代には折り畳んで酒を飲んだそうですよ このほほがしはは」(19-4205)は共に酒宴の歌で、古代は匂いをめでて酒盃に利用した。仁徳記に「大御酒柏」という語が見え、これは、磐媛皇后が天皇の祭りのために準備した柏の葉であり、本来、柏の葉は神を迎え、神に供える酒の具であった。それが、一般の宴会でも盃として用いられ、その香がめでられた。正倉院文書にも「保々柏十把」などと見える。685ほほがしは保宝葉加藤紗弥香ほ1

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