ほととぎす

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名ほととぎす;霍公鳥
+表記霍公鳥
TitleHototogisu
テキスト内容カッコウ目カッコウ科の鳥。うぐいすの巣に産卵する。ほととぎすは夏の渡り鳥で、4月下旬から5月にかけて渡ってくる。156首余り詠まれ、万葉集中最も多い。万葉集にみえるカッコウは、「わが背子がかく恋ふ」(4-639)からこれが聞きなしであれば、郭公のことであり、また、「わが宿に月おし照れりほととぎすこころあらば今夜来鳴きとよもせ」(8-1480)は夜に鳴くほととぎすであるから郭公とは別の鳥であり、万葉びとはこの2種類の鳥をカッコウと呼んでいたと思われる。なお、万葉集の漢字表記は「霍公鳥」であり、これは、鳴き声による表記であるからカッコウであり2種類のカッコウがまぎれていることが知られる。いずれにしても万葉集のほととぎすはその声を聞くと死者を思い、なつかしい人を想い出し、恋人をしたうと詠まれている。
+執筆者加藤紗弥香
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32292
-68856402009/07/06hoshino.seiji00DSG000682ほととぎす;霍公鳥Hototogisuカッコウ目カッコウ科の鳥。うぐいすの巣に産卵する。ほととぎすは夏の渡り鳥で、4月下旬から5月にかけて渡ってくる。156首余り詠まれ、万葉集中最も多い。万葉集にみえるカッコウは、「わが背子がかく恋ふ」(4-639)からこれが聞きなしであれば、郭公のことであり、また、「わが宿に月おし照れりほととぎすこころあらば今夜来鳴きとよもせ」(8-1480)は夜に鳴くほととぎすであるから郭公とは別の鳥であり、万葉びとはこの2種類の鳥をカッコウと呼んでいたと思われる。なお、万葉集の漢字表記は「霍公鳥」であり、これは、鳴き声による表記であるからカッコウであり2種類のカッコウがまぎれていることが知られる。いずれにしても万葉集のほととぎすはその声を聞くと死者を思い、なつかしい人を想い出し、恋人をしたうと詠まれている。683ほととぎす霍公鳥加藤紗弥香ほ1

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