ひも

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名ひも;紐
+表記
TitleHimo
テキスト内容衣の紐と下紐に大きく分けられるが、「紐」と詠まれていても「下紐」を意味していることもあり、区別の難しいものもある。男女が共寝をする時、お互いに紐を解き合い、また、結び合っていたらしい。旅に出る時は、旅先での無事を祈り、相手の紐を結び、その結ばれた相手は帰ってくるまで、紐を解かなかったという。また、その紐が自然に解けたら、相手が自分のことを思っているからと考えるなど、紐に相手への思いを込め、それに託していた様子がうかがえる。「二人して結びし紐を一人して我は解き見じ直に逢ふまでは」(12-2919)から理解できるのは、愛する男女が互いに紐を結びあったということであり、その紐は次の出会いまで互いに解くことがないという誓いも含まれている。この誓いは単に男女が誓うものではなく、「結び」の信仰からきていて、それは、男女が神へ誓う方法であった。
+執筆者宮本緑
-68824402009/07/06hoshino.seiji00DSG000650ひも;紐Himo衣の紐と下紐に大きく分けられるが、「紐」と詠まれていても「下紐」を意味していることもあり、区別の難しいものもある。男女が共寝をする時、お互いに紐を解き合い、また、結び合っていたらしい。旅に出る時は、旅先での無事を祈り、相手の紐を結び、その結ばれた相手は帰ってくるまで、紐を解かなかったという。また、その紐が自然に解けたら、相手が自分のことを思っているからと考えるなど、紐に相手への思いを込め、それに託していた様子がうかがえる。「二人して結びし紐を一人して我は解き見じ直に逢ふまでは」(12-2919)から理解できるのは、愛する男女が互いに紐を結びあったということであり、その紐は次の出会いまで互いに解くことがないという誓いも含まれている。この誓いは単に男女が誓うものではなく、「結び」の信仰からきていて、それは、男女が神へ誓う方法であった。651ひも紐宮本緑ひ1
資料ID32260

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