ひめしま

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名ひめしま;姫島
+表記姫島
TitleHimeshima
テキスト内容①記に「次に女島を生みき。亦の名は、天一根と謂ふ」とある。②記の仁徳条に天皇が日女島に出かけた時、その島で雁が卵を産んだ理由を尋ねたという話がある。この姫島は、大阪湾の島である。紀の安閑天皇2年条に「難波の大隈嶋と媛嶋」とある。万葉集には姫島が女性の悲劇の場として見える。題詞に「河辺宮人の姫島の松原に嬢子の屍を見て悲しび嘆きて作れる歌」とあり「妹が名は千代に流れむ姫島の小松が末に蘿むすまでに」(2-228)とよまれる。この女性は、入水自殺をしたらしく、その背後に恋愛事件を予想させる。ここが姫島と呼ばれるのは、神女の島の意であったと思われ、後に、このような男女の恋愛とその悲劇を生み出したのであろう。
+執筆者宮本緑
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32259
-68823402009/07/06hoshino.seiji00DSG000649ひめしま;姫島Himeshima①記に「次に女島を生みき。亦の名は、天一根と謂ふ」とある。②記の仁徳条に天皇が日女島に出かけた時、その島で雁が卵を産んだ理由を尋ねたという話がある。この姫島は、大阪湾の島である。紀の安閑天皇2年条に「難波の大隈嶋と媛嶋」とある。万葉集には姫島が女性の悲劇の場として見える。題詞に「河辺宮人の姫島の松原に嬢子の屍を見て悲しび嘆きて作れる歌」とあり「妹が名は千代に流れむ姫島の小松が末に蘿むすまでに」(2-228)とよまれる。この女性は、入水自殺をしたらしく、その背後に恋愛事件を予想させる。ここが姫島と呼ばれるのは、神女の島の意であったと思われ、後に、このような男女の恋愛とその悲劇を生み出したのであろう。650ひめしま姫島宮本緑ひ1

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