はねかづら

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名はねかづら;葉根蘰
+表記葉根蘰
TitleHanekazura
テキスト内容年頃になった女性がつける髪飾り。カズラは一般に蔓性植物の茎を輪状にした髪飾りであるが、ハネカヅラの材料については、鳥の羽根を髪にさしたとも、「花かつら」と同じとも、菖蒲の葉や根を5月5日の節供につけたともいわれる。万葉集には、「大伴宿禰家持が童女に贈る歌」(4-705)に、「はね蘰 今する妹」、今まさに「はね蘰」を頭に飾るようになった(年頃になった)女性、そんなあなたが夢に現れたので、以来ひそかに恋つづけています、とよまれている。ここで「はね蘰」はある特定の時期、成年式などにつけられたものであることが知られる。また「はね蘰 今する妹」は、まだ初々しいのだとよまれた歌もあり(7-1112、11-2627)、成年に達したばかりの若い女性が髪にさし、神女へと変身するためのものであることが知られる。
+執筆者渡邊明子
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32238
-68802402009/07/06hoshino.seiji00DSG000628はねかづら;葉根蘰Hanekazura年頃になった女性がつける髪飾り。カズラは一般に蔓性植物の茎を輪状にした髪飾りであるが、ハネカヅラの材料については、鳥の羽根を髪にさしたとも、「花かつら」と同じとも、菖蒲の葉や根を5月5日の節供につけたともいわれる。万葉集には、「大伴宿禰家持が童女に贈る歌」(4-705)に、「はね蘰 今する妹」、今まさに「はね蘰」を頭に飾るようになった(年頃になった)女性、そんなあなたが夢に現れたので、以来ひそかに恋つづけています、とよまれている。ここで「はね蘰」はある特定の時期、成年式などにつけられたものであることが知られる。また「はね蘰 今する妹」は、まだ初々しいのだとよまれた歌もあり(7-1112、11-2627)、成年に達したばかりの若い女性が髪にさし、神女へと変身するためのものであることが知られる。629はねかづら葉根蘰渡邊明子は1

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