はつはる
大分類 | 万葉神事語辞典 |
---|---|
分野分類 CB | 文学 |
文化財分類 CB | 学術データベース |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+項目名 | はつはる;初春 |
+表記 | 初春 |
Title | Hatsuharu |
テキスト内容 | 春の初め。新年。万葉集においては大伴家持だけが用いた2首。陰暦正月をいう漢語「初春」の翻訳語である。758(天平宝字2)年の春の正月3日に内裏で肆宴が行なわれた。その時に詠むためにあらかじめ作っておいたという歌に「初春の初子の今日の玉箒」(20-4493)とある。ここで「初春」は春のごく初め、正月のごく初めのこの日を指すために用いられている。また、万葉集の最後を飾る1首にも「新しき年の初めの初春」とよまれている。ここでは「新しき年の初めの」と冠されていることから、新年の初めの「初春」すなわち元旦を特に指し、慶事に慶事を重ねた表現となっていることが知られる。『懐風藻』では、初春に宴が開かれていたことがみえる。 |
+執筆者 | 渡邊明子 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
資料ID | 32232 |
- |