ぬかつく
| 大分類 | 万葉神事語辞典 |
|---|---|
| 分野分類 CB | 文学 |
| 文化財分類 CB | 学術データベース |
| 資料形式 CB | テキストデータベース |
| +項目名 | ぬかつく;額衝・額拜 |
| +表記 | 額衝・額拜 |
| Title | Nukatsuku |
| テキスト内容 | 古代の礼法として『魏志倭人伝』に蹲跪の礼がみられ、うずくまって、両手を地について、恭敬をなすとする。紀に叩頭の語が見え、地に頭をたたきつけて拝謁する礼が行われていた。これは、頓首ともいう。天武紀に跪礼、匍匐礼を禁止し、立礼とすることがみえる。中国においても同じくみられ、『後漢書』には「叩頭して流血し、枉状を析言す」とあり、これは、皇帝に対する最敬礼であった。こうした叩頭の礼は、もともと祭りの時に神に敬いを表す礼法であった。万葉集には、「餓鬼の後方に額つくごとし」(4-608)と「国つ神 伏して額つき」(5-904)の2例が見え、前者は、愛してくれない男に、後者は、神への礼としてみえる。 |
| +執筆者 | 辰巳正明 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 32218 |
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