にえのうら
大分類 | 万葉神事語辞典 |
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分野分類 CB | 文学 |
文化財分類 CB | 学術データベース |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+項目名 | にえのうら;にへのうら;贄の浦 |
+項目名(旧かな) | にへのうら |
+表記 | 贄の浦 |
Title | Nienoura |
テキスト内容 | ニヘは稲などの早稲を神に最初に供えること。「にほ鳥の葛飾早稲を饗すともそのかなしきを外に立てめやも」(14-3386)とみえる。ニヘは天皇の貢物とであり、土地の物産、海産物、毛物などがその対象となった。贄の浦は遠江(現、静岡県)にあり、東国防人の歌に「遠江 志留波の礒と 贄(尓閉)の浦と 合ひてしあらば 言も通はむ」(20-4324)とみえる。遠江国の海岸の「志留波の礒」と呼ばれる磯の近くと考えられているが、所在地は未詳。 おそらく贄を産出する海は、各地にあったものと思われ、ここでの贄の浦は固有の名詞ではない。 |
+執筆者 | 辰巳正明 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
資料ID | 32211 |
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