とぶとりの
大分類 | 万葉神事語辞典 |
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分野分類 CB | 文学 |
文化財分類 CB | 学術データベース |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+項目名 | とぶとりの;飛鳥の |
+表記 | 飛鳥の |
Title | Tobutorino |
テキスト内容 | 「あすか」にかかる枕詞とされるが、万葉集に「夏麻引(なつそび)く宇奈比(うなひ)をさして飛ぶ鳥の至らむとそよ我が下延(したは)へし」(14-3381)、「冬ごもり 春さり行かば 飛ぶ鳥の 早く来まさね」(6-971)といった表現があるように、本来、鳥の早く飛ぶ様や、行き着く様子から修辞として用いられたものと考えられる。その一方、天武天皇686(朱鳥元)年に大和国から奉られた赤雉の祥瑞によって浄御原宮に「飛鳥の」の枕詞を冠し、その所在地である大和の明日香の枕詞ともなったとされ、祥瑞思想を内包する一種の讃美表現として定着するに至った。さらに、「飛ぶ鳥の明日香」の成語が常用される事によって、明日香の地名に「飛鳥」の用字を用いることになったともされる。 |
+執筆者 | 城﨑陽子 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
資料ID | 32187 |
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