椿

つばき

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名つばき;椿
+項目名(旧かな)
+表記椿
TitleTsubaki
テキスト内容ツバキ科の常緑高木、または低木。葉は互生し、光沢がある。『新撰字鏡』に「椿 豆波木」、『本草和名』に「椿木葉樗木《都波岐》」とある。記に2例見られ雄略記の歌謡には「倭の 此の高市に 小高る 市の高処 新嘗屋に 生ひ立てる 葉広 斎つ真椿 其が葉の 広り坐し 其の花の 照り坐す」と詠まれる。これは、天皇が酒宴を催したとき三重の采女が失態を犯したが、采女が天皇の治世を言祝ぐ歌を歌い罪が許され、それに対して皇后が天皇の徳を歌ったものである。皇徳は椿の木の性質に擬えられ、天皇の徳が広く永遠であることを讃美するのである。また万葉集の「つらつら椿」のように「つらつらに」(1-54、56、20-4481)というのは、花が連なり咲く習性を詠んだもので、これらの3首が行幸歌や宴席歌であることから、天皇の治世が永遠であることや宴の場を讃美する表現として用いられる。また「みもろは 人の守る山 本辺は 馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし 山ぞ 泣く子守る山」(13-3222)とも詠まれ、神が降臨して依り付くところに咲く神聖な花として捉えられていたのである。
+執筆者鈴木道代
+参考文献
-68726402009/07/06hoshino.seiji00DSG000552つばき;椿Tsubakiツバキ科の常緑高木、または低木。葉は互生し、光沢がある。『新撰字鏡』に「椿 豆波木」、『本草和名』に「椿木葉樗木《都波岐》」とある。記に2例見られ雄略記の歌謡には「倭の 此の高市に 小高る 市の高処 新嘗屋に 生ひ立てる 葉広 斎つ真椿 其が葉の 広り坐し 其の花の 照り坐す」と詠まれる。これは、天皇が酒宴を催したとき三重の采女が失態を犯したが、采女が天皇の治世を言祝ぐ歌を歌い罪が許され、それに対して皇后が天皇の徳を歌ったものである。皇徳は椿の木の性質に擬えられ、天皇の徳が広く永遠であることを讃美するのである。また万葉集の「つらつら椿」のように「つらつらに」(1-54、56、20-4481)というのは、花が連なり咲く習性を詠んだもので、これらの3首が行幸歌や宴席歌であることから、天皇の治世が永遠であることや宴の場を讃美する表現として用いられる。また「みもろは 人の守る山 本辺は 馬酔木花咲き 末辺は 椿花咲く うらぐはし 山ぞ 泣く子守る山」(13-3222)とも詠まれ、神が降臨して依り付くところに咲く神聖な花として捉えられていたのである。553つばき椿鈴木道代つ1

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