つきのふね

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名つきのふね;月の船
+表記月の船
TitleTsukinofune
テキスト内容船のような形をした月。また、月のような形をした船。『懐風藻』の文武天皇の詩に「月舟移霧渚」(詩番15)とあるのは、天上を行く船の形をした月の姿である。「月の船」はこのような漢語「月船」の和語化であり、日本漢詩からうまれたものと見られる。万葉集には、「天の海に雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(7-1068)、「春日なる御笠の山に月の舟出づ 風流士の飲む酒杯に影に見えつつ」(7-1295)、「天の海に月の舟浮け桂楫懸けて漕ぐ見ゆ月人壮士」(10-2223)とあるのは、七夕の夜の宴で詠まれた月の船と思われる。この月の船を漕ぐ月人壮士は、七夕の夜に彦星を乗せて天の川を渡す、渡し守であろう。
+執筆者鈴木道代
-68717402009/07/06hoshino.seiji00DSG000543つきのふね;月の船Tsukinofune船のような形をした月。また、月のような形をした船。『懐風藻』の文武天皇の詩に「月舟移霧渚」(詩番15)とあるのは、天上を行く船の形をした月の姿である。「月の船」はこのような漢語「月船」の和語化であり、日本漢詩からうまれたものと見られる。万葉集には、「天の海に雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(7-1068)、「春日なる御笠の山に月の舟出づ 風流士の飲む酒杯に影に見えつつ」(7-1295)、「天の海に月の舟浮け桂楫懸けて漕ぐ見ゆ月人壮士」(10-2223)とあるのは、七夕の夜の宴で詠まれた月の船と思われる。この月の船を漕ぐ月人壮士は、七夕の夜に彦星を乗せて天の川を渡す、渡し守であろう。544つきのふね月の船鈴木道代つ1
資料ID32153

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