たるみ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名たるみ;垂水
+表記垂水
TitleTarumi
テキスト内容滝。生命の水。万葉集に「命を幸く良けむと石走る垂水の水をますびて飲みつ」(7-1142)とあり、命も無事で長くあってほしい、岩を激しく流れる垂水の水を手に掬って飲んだことよ、と歌う。垂水の水を飲むことは、垂水の水に生命の力が宿っていると考えるからであり、垂水の岩間を激しく流れ落ちることに生命の力を見たのである。また志貴皇子は「懽びの御歌一首」(8-1418)で、岩の上をほとばしる滝のほとりのさ蕨が萌え出る春になったことだ、と歌う。垂水の生命力が萌え出る蕨をひき出しているのは、蕨もまた生命を象徴する植物であったからにほかならない。このように、垂水の水は霊威がこもると信じられ、垂水の周辺も神聖な場と考えられてきたのである。
+執筆者曹咏梅
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32132
-68696402009/07/06hoshino.seiji00DSG000522たるみ;垂水Tarumi滝。生命の水。万葉集に「命を幸く良けむと石走る垂水の水をますびて飲みつ」(7-1142)とあり、命も無事で長くあってほしい、岩を激しく流れる垂水の水を手に掬って飲んだことよ、と歌う。垂水の水を飲むことは、垂水の水に生命の力が宿っていると考えるからであり、垂水の岩間を激しく流れ落ちることに生命の力を見たのである。また志貴皇子は「懽びの御歌一首」(8-1418)で、岩の上をほとばしる滝のほとりのさ蕨が萌え出る春になったことだ、と歌う。垂水の生命力が萌え出る蕨をひき出しているのは、蕨もまた生命を象徴する植物であったからにほかならない。このように、垂水の水は霊威がこもると信じられ、垂水の周辺も神聖な場と考えられてきたのである。523たるみ垂水曹咏梅た1

PageTop