たまふる
大分類 | 万葉神事語辞典 |
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分野分類 CB | 文学 |
文化財分類 CB | 学術データベース |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+項目名 | たまふる;魂振る |
+表記 | 魂振る |
Title | Tamafuru |
テキスト内容 | 弱まったり遊離する魂を呼び起こし、鎮める呪的行為。万葉集に、「多麻之比波(たましひは) 安之多由布敞尓(あしたゆふへに) 多麻布礼杼(たまふれど) 安我牟祢伊多之(あがむねいたし) 古非能之気吉尓(こひのしげきに)」(15-3767)とあり、魂は朝夕に「多麻布礼杼」、私の胸は恋の激しさに痛むのだという。この「多麻布礼杼」は①「賜フ」の意、②「魂振ル」の2説あり、冒頭の魂からの接続を考えると②の説が妥当か。魂を振るとは、古代の宗教行事の「鎮魂」のことであり、弱まった魂を振ることにより、圧力が呼びおこされるというものである。当該歌は恋の苦しみにより、魂が弱まり、そこで鎮魂ために魂をゆり動かすのである。 |
+執筆者 | 曹咏梅 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
資料ID | 32123 |
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