たて

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名たて;楯
+表記
TitleTate
テキスト内容戦争で弓矢や槍などを避けるための厚板。楯となる人の比喩。紀の神武条では、草香津において日を背負い、「楯を植てて雄誥したまふ」とあり、これは武器であると共に、日神の威光を得るという儀礼的な行為にも楯が用いられているものと考えられる。『続日本紀』では新年の祭りに際して、宮城の門に楯と矛を立てるとあり、儀礼に楯が用いられている例も存する。また、皇族の葬送にも用いられている例もある。万葉集では、708(和銅元)年の大嘗会における「天皇御製」の歌に、「もののべの大臣楯立つらしも」(1-76)とあり、儀礼における楯が窺え、「下野国の防人部領使、正六位上田口朝臣大戸」の歌(20-4373~4383)における冒頭の歌に、「天皇の醜の御楯」(20-4373)という表現があり、天皇への忠誠を表す表現としても用いられている。
+執筆者坂根誠
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32104
-68668402009/07/06hoshino.seiji00DSG000494たて;楯Tate戦争で弓矢や槍などを避けるための厚板。楯となる人の比喩。紀の神武条では、草香津において日を背負い、「楯を植てて雄誥したまふ」とあり、これは武器であると共に、日神の威光を得るという儀礼的な行為にも楯が用いられているものと考えられる。『続日本紀』では新年の祭りに際して、宮城の門に楯と矛を立てるとあり、儀礼に楯が用いられている例も存する。また、皇族の葬送にも用いられている例もある。万葉集では、708(和銅元)年の大嘗会における「天皇御製」の歌に、「もののべの大臣楯立つらしも」(1-76)とあり、儀礼における楯が窺え、「下野国の防人部領使、正六位上田口朝臣大戸」の歌(20-4373~4383)における冒頭の歌に、「天皇の醜の御楯」(20-4373)という表現があり、天皇への忠誠を表す表現としても用いられている。495たて楯坂根誠た1

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