たたみ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名たたみ;畳
+項目名(旧かな)
+表記
TitleTatami
テキスト内容毛皮・織物・薦などで作られた敷物。記の神代では、火遠理命の海神の宮における豊玉毘売との婚姻において「みちの皮の畳を八重に敷き、亦、絁畳を八重に其の上に敷き」とあり、賓客を迎える際に用いられたと考えられ、紀の神代下にも、海神が「八重席薦を舗敷きて、延て内る」とあり、「席薦」は古写本において「タタミ」と訓まれ、海神が彦火火出見尊を宮に招き入れる際に用いられている。また、記の景行条で、渡の神の興した浪を鎮めるために、倭健命の后である弟橘比売が海に入る際に、「菅畳八重・皮畳八重・絁畳八重」を浪の上に敷いて其の上に降りる記事があることから、記紀における畳は、海神との関わりの中で用いられていることが分かる。また、記においては、弟橘比売の行為は、火遠理命と豊玉毘売との婚姻を想起させるため、渡の神との婚姻によって、波を鎮める行為とも解することができ、畳には婚姻儀礼に際する道具としての性格も見ることが出来る。万葉集では、岩が幾重にも重なる状態を「磐畳」(6-1017)といい、畏れ多いことを表しており、「畳薦」は隔てて編む数や重ね編む数が相手との出会いの数に比喩されたりする。「神を祭る歌」には「木綿畳手に取り持ちてかくだにも我は祈ひなむ君に逢はじかも」(3-380)と詠われ、神を祀る道具として用いられている。
+執筆者坂根誠
+参考文献
-68664402009/07/06hoshino.seiji00DSG000490たたみ;畳Tatami毛皮・織物・薦などで作られた敷物。記の神代では、火遠理命の海神の宮における豊玉毘売との婚姻において「みちの皮の畳を八重に敷き、亦、絁畳を八重に其の上に敷き」とあり、賓客を迎える際に用いられたと考えられ、紀の神代下にも、海神が「八重席薦を舗敷きて、延て内る」とあり、「席薦」は古写本において「タタミ」と訓まれ、海神が彦火火出見尊を宮に招き入れる際に用いられている。また、記の景行条で、渡の神の興した浪を鎮めるために、倭健命の后である弟橘比売が海に入る際に、「菅畳八重・皮畳八重・絁畳八重」を浪の上に敷いて其の上に降りる記事があることから、記紀における畳は、海神との関わりの中で用いられていることが分かる。また、記においては、弟橘比売の行為は、火遠理命と豊玉毘売との婚姻を想起させるため、渡の神との婚姻によって、波を鎮める行為とも解することができ、畳には婚姻儀礼に際する道具としての性格も見ることが出来る。万葉集では、岩が幾重にも重なる状態を「磐畳」(6-1017)といい、畏れ多いことを表しており、「畳薦」は隔てて編む数や重ね編む数が相手との出会いの数に比喩されたりする。「神を祭る歌」には「木綿畳手に取り持ちてかくだにも我は祈ひなむ君に逢はじかも」(3-380)と詠われ、神を祀る道具として用いられている。,491たたみ畳坂根誠た1

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