たくぶすま
| 大分類 | 万葉神事語辞典 |
|---|---|
| 分野分類 CB | 文学 |
| 文化財分類 CB | 学術データベース |
| 資料形式 CB | テキストデータベース |
| +項目名 | たくぶすま;栲衾 |
| +表記 | 栲衾 |
| Title | Takubusuma |
| テキスト内容 | 栲の布の夜具。タクは楮(こうぞ)の類の樹皮から採った繊維。衾は「麻衾」(5-892)ともあり、寝る時に身体を覆う夜具。栲の色が白いことから、シラの音にかかる。万葉集には、「栲衾白山風の」(14-3509)と白山にかかっている例が見られる。また、「栲衾新羅へいます」(15-3587)の例のように新羅に掛かる。これは古くから、「栲衾新羅国」(仲哀紀8年)、「栲衾志羅紀の三埼」(出雲国風土記意宇郡)、「白衾新羅の国」(逸文播磨国風土記)と、「新羅」にかかる言葉でもある。『大系』(日本書紀)では、その理由として「古くタクフスマが新羅の産物として知られた事実があり、一方タクフスマの連想させる白(シロ)と新羅のシラの音の類似とから枕詞となったものか」とする。 |
| +執筆者 | 大堀英二 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 32092 |
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