たいらけく

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名たいらけく;たひらけく;平けく
+項目名(旧かな)たひらけく
+表記平けく
TitleTairakeku
テキスト内容平安である。無事である。記紀に「たひらぐ」とあり、これは平定の意味として用いられている。大伴三中は、母君は神酒のかめを前に据え、片手には木綿の幣を、もう一方の手には和栲を捧げ、「平けくま幸くませと」(3-443)と、わが子が事もなく健やかであるようにと天地の神々に祈ると歌う。また大伴家持は「防人が悲別の情を陳ぶる歌」(20-4408)で、自分が帰ってくるまで父母は無事に妻も支障なく待てと、住吉の航路の神に幣を捧げてお祈りする。続く歌では、家の人が斎っていてくれるから、無事に船出をした(4-409)、と歌う。このように、「平らけく」は家に残された者も旅立つ者も互いにその無事を神に祈る言葉として成立している。『続日本紀』743(天平15)年5月5日の歌に「やすみしし わが大王 平らけく 長く坐して 豊御酒まつる」とあり、天皇の治世の平安を「たひらけく」と願う。さらに、祝詞にはこの語が多く見られ、国家祭祀の基本語彙となっている。
+執筆者曹咏梅
+参考文献
-68646402009/07/06hoshino.seiji00DSG000472たいらけく;たひらけく;平けくTairakeku平安である。無事である。記紀に「たひらぐ」とあり、これは平定の意味として用いられている。大伴三中は、母君は神酒のかめを前に据え、片手には木綿の幣を、もう一方の手には和栲を捧げ、「平けくま幸くませと」(3-443)と、わが子が事もなく健やかであるようにと天地の神々に祈ると歌う。また大伴家持は「防人が悲別の情を陳ぶる歌」(20-4408)で、自分が帰ってくるまで父母は無事に妻も支障なく待てと、住吉の航路の神に幣を捧げてお祈りする。続く歌では、家の人が斎っていてくれるから、無事に船出をした(4-409)、と歌う。このように、「平らけく」は家に残された者も旅立つ者も互いにその無事を神に祈る言葉として成立している。『続日本紀』743(天平15)年5月5日の歌に「やすみしし わが大王 平らけく 長く坐して 豊御酒まつる」とあり、天皇の治世の平安を「たひらけく」と願う。さらに、祝詞にはこの語が多く見られ、国家祭祀の基本語彙となっている。473たいらけくたひらけく平けく曹咏梅た1

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