こいしぬ
大分類 | 万葉神事語辞典 |
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分野分類 CB | 文学 |
文化財分類 CB | 学術データベース |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+項目名 | こいしぬ;こひしぬ;恋ひ死ぬ |
+項目名(旧かな) | こひしぬ |
+表記 | 恋ひ死ぬ |
Title | Koishinu |
テキスト内容 | 恋い焦がれて死ぬ。万葉集には、恋死にしたことを歌う例はなく、通常「恋ひ死なム」「恋ひ死なバ」「恋ひて死ぬトモ」「恋に死ぬベシ」などと、仮定・希求を示す語を伴って用いられる。「恋死にしたければ、恋い死にしろというのだろうか」(11-2370、2401)と、相手の薄情さを訴えたり、自分の恋情の確かさを伝える表現となっている。また、笠女郎の歌には「恋にもそ人は死にする」(4-598)と、人は恋が原因で死ぬことがあると歌っているが、東歌には「あの娘に私が恋死にしたら、神のせいにするだろう。人の心も知らないで」(14-3566)とあり、死が恋という極めて個人的なものに左右されるという考え方と、死が神によってもたらされるものだという、二つの考え方があったことをしめしている。 |
+執筆者 | 倉住薫 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
資料ID | 31965 |
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