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大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名から;韓・唐
+表記韓・唐
TitleKara
テキスト内容カラはもともと3世紀から6世紀中頃にかけて朝鮮半島の中南部において、洛東江流域を中心として散在していた小国家群を指す。新羅においては伽耶・加耶という表記が用いられ、中国・倭においては加羅とも表記された。それが朝鮮半島全体を表す語となり、さらには中国を表す唐(から)とも重なり、ひいては外国一般を指すようになった。万葉集にみえる「カラ藍」「カラ玉」「カラ衣」「カラ帯」などは中国もしくは朝鮮からの舶来品を指すことから、転じてめずらしく美しいものに付されたと思われる。また紀のスサノヲの天降りの記事、神代上第8段1書第4には「新羅国」に降り到ったとあり、同第5には「韓郷(からくに)の島」とある。「韓郷」が金銀の国であったことは、仲哀紀、神功紀、継体紀にも見え異境と認識されていたことが知られる。異境としての認識は万葉集の乞食者の詠に「韓国の 虎とふ神を 生取りに 八頭取り持ち来 その皮を 畳に刺し」(16-3885)というように虎という恐ろしい神がいたことを詠うことからもうかがえる
+執筆者鈴木道代
-68479402009/07/06hoshino.seiji00DSG000305から;韓・唐Karaカラはもともと3世紀から6世紀中頃にかけて朝鮮半島の中南部において、洛東江流域を中心として散在していた小国家群を指す。新羅においては伽耶・加耶という表記が用いられ、中国・倭においては加羅とも表記された。それが朝鮮半島全体を表す語となり、さらには中国を表す唐(から)とも重なり、ひいては外国一般を指すようになった。万葉集にみえる「カラ藍」「カラ玉」「カラ衣」「カラ帯」などは中国もしくは朝鮮からの舶来品を指すことから、転じてめずらしく美しいものに付されたと思われる。また紀のスサノヲの天降りの記事、神代上第8段1書第4には「新羅国」に降り到ったとあり、同第5には「韓郷(からくに)の島」とある。「韓郷」が金銀の国であったことは、仲哀紀、神功紀、継体紀にも見え異境と認識されていたことが知られる。異境としての認識は万葉集の乞食者の詠に「韓国の 虎とふ神を 生取りに 八頭取り持ち来 その皮を 畳に刺し」(16-3885)というように虎という恐ろしい神がいたことを詠うことからもうかがえる306から韓・唐鈴木道代か1
資料ID31915

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