かむとけ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名かむとけ;霹靂
+表記霹靂
TitleKamutoke
テキスト内容落雷。旧訓「カミトケ」。『和名抄』に「辟□[「厤」の下に「止」]二音、和名加美渡計」とあり、『管見』は「カミトキ」とし『童蒙抄』が「ナルカミ」とする。近代の注釈書はほぼ「カムトケ」と訓むが『沢瀉注釈』は『童蒙抄』を引く。古訓に「雷電霹靂(かむときし)」(神功皇后摂政前紀)、「霹靂(かむとき)」(推古紀)などと見え、「ナルカミ」と訓む積極的根拠はないが、雷という天象として共通の事柄であることが見いだせる。また『略解』は「鳴神は、ひかと言ひかけたる枕詞也」と指摘している。雷は記紀では神として捉えられ、また万葉集では「天雲に近く光りて鳴る神の見れば恐し見ねば悲しも」(7-1369)というように恐れ多い存在であった。このように雷に霊威を感じる古代信仰が基底にあったと考えられる。
+執筆者鈴木道代
-68467402009/07/06hoshino.seiji00DSG000293かむとけ;霹靂Kamutoke落雷。旧訓「カミトケ」。『和名抄』に「辟□[「厤」の下に「止」]二音、和名加美渡計」とあり、『管見』は「カミトキ」とし『童蒙抄』が「ナルカミ」とする。近代の注釈書はほぼ「カムトケ」と訓むが『沢瀉注釈』は『童蒙抄』を引く。古訓に「雷電霹靂(かむときし)」(神功皇后摂政前紀)、「霹靂(かむとき)」(推古紀)などと見え、「ナルカミ」と訓む積極的根拠はないが、雷という天象として共通の事柄であることが見いだせる。また『略解』は「鳴神は、ひかと言ひかけたる枕詞也」と指摘している。雷は記紀では神として捉えられ、また万葉集では「天雲に近く光りて鳴る神の見れば恐し見ねば悲しも」(7-1369)というように恐れ多い存在であった。このように雷に霊威を感じる古代信仰が基底にあったと考えられる。,294かむとけ霹靂鈴木道代か1
資料ID31903

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