およずれ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名およずれ;およづれ;逆言
+項目名(旧かな)およづれ
+表記逆言
TitleOyozure
テキスト内容「およずれごと(およづれごと)」ともいう。事理に反していて妥当性を欠く言葉。人を惑わす意図を持つ言葉。万葉集では全6例みられるが、挽歌に限定されており、思いがけない訃報に接して驚愕し、現実として受容できずに嘆く心情を表す。常軌を逸した状態を示す語である「狂言」とともに詠まれており、「逆言の狂言とかも」(3-421)のように、「狂言」の修飾辞としても用いられている。当該語の指す内容をみると、丹生王の石田王挽歌(3-420、421)および作者未詳歌(7-1408)では、いずれも死者が泊瀬山(高山)に葬られたことを対象とする。一方、大伴家持による安積皇子挽歌(3-475)、長逝せる弟を哀傷する歌(17-3957)、藤原継縄母挽歌(19-4214)の3例では、死者が黄泉や墓所へと赴く過程をも詳細に表現しており、前者とは差異がみられる。『続日本紀』771(宝亀2)年2月の宣命では、藤原永手の死に際し用いられている。なお、紀には「妖偽」「妖言」の古訓としてみえ、675(天武4)年11月条に「人有りて宮の東の岳に登り、妖言して、自ら刎ねて死ぬ」等の記事がある。
+執筆者小林真美
+参考文献
-68380402009/07/06hoshino.seiji00DSG000206およずれ;およづれ;逆言Oyozure「およずれごと(およづれごと)」ともいう。事理に反していて妥当性を欠く言葉。人を惑わす意図を持つ言葉。万葉集では全6例みられるが、挽歌に限定されており、思いがけない訃報に接して驚愕し、現実として受容できずに嘆く心情を表す。常軌を逸した状態を示す語である「狂言」とともに詠まれており、「逆言の狂言とかも」(3-421)のように、「狂言」の修飾辞としても用いられている。当該語の指す内容をみると、丹生王の石田王挽歌(3-420、421)および作者未詳歌(7-1408)では、いずれも死者が泊瀬山(高山)に葬られたことを対象とする。一方、大伴家持による安積皇子挽歌(3-475)、長逝せる弟を哀傷する歌(17-3957)、藤原継縄母挽歌(19-4214)の3例では、死者が黄泉や墓所へと赴く過程をも詳細に表現しており、前者とは差異がみられる。『続日本紀』771(宝亀2)年2月の宣命では、藤原永手の死に際し用いられている。なお、紀には「妖偽」「妖言」の古訓としてみえ、675(天武4)年11月条に「人有りて宮の東の岳に登り、妖言して、自ら刎ねて死ぬ」等の記事がある。207およずれおよづれ逆言小林真美お1

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