おとこ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名おとこ;をとこ;壮士
+項目名(旧かな)をとこ
+表記壮士
TitleOtoko
テキスト内容成年に達した男性。国生みにおけるイザナキ・イザナミのやりとりに、「あなにやし、えをとめを」「あなにやし、えをとこを」とあるのをはじめ、万葉歌にも、歌垣に集まる若い男女を「娘子壮士(をとめをとこ)」(9-1759)と表現した例があるなど、「をとめ」と対で用いられることが多い。類義語に「をのこ」がある。「男ノ子」として男児の意味を表す「をのこ」に対して、「をとこ」は「をつ(若ツ)+こ」より派生したもので、元来「若い男」を指す語であったといわれる。折口信夫は、まななる外来魂を稜威(いつ)なる古語で表したとする柳田説に拠りつつ、「いつ」の古語たる「をち」より発したのが「をとこ」「をとめ」であり、「村の神人たるべき資格ある成年戒を受けた頃の者を言うたのが初めであらう。」としている。折口信夫「若水の話」『全集2』(中央公論社)。
+執筆者新沢典子
-68376402009/07/06hoshino.seiji00DSG000202おとこ;をとこ;壮士Otoko成年に達した男性。国生みにおけるイザナキ・イザナミのやりとりに、「あなにやし、えをとめを」「あなにやし、えをとこを」とあるのをはじめ、万葉歌にも、歌垣に集まる若い男女を「娘子壮士(をとめをとこ)」(9-1759)と表現した例があるなど、「をとめ」と対で用いられることが多い。類義語に「をのこ」がある。「男ノ子」として男児の意味を表す「をのこ」に対して、「をとこ」は「をつ(若ツ)+こ」より派生したもので、元来「若い男」を指す語であったといわれる。折口信夫は、まななる外来魂を稜威(いつ)なる古語で表したとする柳田説に拠りつつ、「いつ」の古語たる「をち」より発したのが「をとこ」「をとめ」であり、「村の神人たるべき資格ある成年戒を受けた頃の者を言うたのが初めであらう。」としている。折口信夫「若水の話」『全集2』(中央公論社)。203おとこをとこ壮士新沢典子お1
資料ID31812

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