いで

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名いで;ゐで;井堤
+項目名(旧かな)ゐで
+表記井堤
TitleIde
テキスト内容田に水を引くために湧水や流水を堰き止めたところ。水のとどまるところを表す「ゐ」に、場所を表す接尾語「て」の付いたもので、井堰と同じとする辞書もあるが、井堰・水門(取入口)・引水路の三者を併せ称す場合が多いという(『国史大辞典』)。「ゐで」を詠む歌は万葉集に5例あるが、東歌1例を含め、いずれも作者未詳歌である。古今集以降の和歌に登場する「ゐで(井出)」は山背国の地名であり、万葉集のそれとは別。現在の京都府綴喜郡井出町にあたるこの地は、山吹の名所として歌枕化し、平安期以降の和歌にさかんに詠まれているが、万葉集の「ゐで」は、特定の土地と結びつくものでなく、地名「井出」との直接的な関わりはない。
+執筆者新沢典子
-68278402009/07/06hoshino.seiji00DSG000104いで;ゐで;井堤Ide田に水を引くために湧水や流水を堰き止めたところ。水のとどまるところを表す「ゐ」に、場所を表す接尾語「て」の付いたもので、井堰と同じとする辞書もあるが、井堰・水門(取入口)・引水路の三者を併せ称す場合が多いという(『国史大辞典』)。「ゐで」を詠む歌は万葉集に5例あるが、東歌1例を含め、いずれも作者未詳歌である。古今集以降の和歌に登場する「ゐで(井出)」は山背国の地名であり、万葉集のそれとは別。現在の京都府綴喜郡井出町にあたるこの地は、山吹の名所として歌枕化し、平安期以降の和歌にさかんに詠まれているが、万葉集の「ゐで」は、特定の土地と結びつくものでなく、地名「井出」との直接的な関わりはない。105いでゐで井堤新沢典子い1
資料ID31714

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