あられ
| 大分類 | 万葉神事語辞典 |
|---|---|
| 分野分類 CB | 文学 |
| 文化財分類 CB | 学術データベース |
| 資料形式 CB | テキストデータベース |
| +項目名 | あられ;霰 |
| +表記 | 霰 |
| Title | Arare |
| テキスト内容 | 天上で雪に水滴がついて氷の塊となったもの。霰が降る音が騒がしいことから「霰降る」という枕詞になり「香島」などに掛かる。常陸国風土記には「霰降る香島の国」と見える。万葉集には「霰降り鹿島の埼を」(7-1174)、「霰降る吉志美が岳を」(1-385)が見え、これは霰の音が「騒がしい」といい、その音がキシキシと聞こえたかららしい。また「霰降り遠つ大浦」(7-1293)「霰降り遠つ近江」(11-2729)のように「遠つ」に掛かるのは、霰の音をトホトホと聞こえたかららしい。この霰は「霰打つあられ松原」(1-65)のように「打つ」ものと捉えられたり、「わが袖に霰たばしる」(10-2312)のように、「たばしる」ものとしても捉えられた。 |
| +執筆者 | 辰巳正明 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 31684 |
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