あらたえの
大分類 | 万葉神事語辞典 |
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分野分類 CB | 文学 |
文化財分類 CB | 学術データベース |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+項目名 | あらたえの;あらたへの;荒栲の |
+項目名(旧かな) | あらたへの |
+表記 | 荒栲の |
Title | Arataeno |
テキスト内容 | 枕詞。藤、布、衣に掛かる。「あら」は荒く粗末なこと。「栲」は木の繊維で織った布。粗末な布をいう。布や衣に掛かるのは、その衣服が粗末なことを指す。「荒たへの布衣をだに着せかてに」(5-901)は、子どもに粗末な服しか着せられない親の嘆きである。また、「荒たへの藤井が原に」(1-52)「荒たへの藤江の浦に」(3-252)のように、藤に掛かるのは、藤の皮を繊維として織布は荒く粗末だからである。あるいは「荒たへの 衣の袖は 乾る時もなし」(2-159)と喪葬の服として詠まれるのは、粗末な服を着ることで死者と等しく身をやつすことであったからである。 |
+執筆者 | 辰巳正明 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
資料ID | 31678 |
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