あやし

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名あやし;怪し
+表記怪し
TitleAyashi
テキスト内容①不思議である。②霊妙である。①は、記紀に多く見られるが、万葉集では男女関係に多く見られ、「足柄の箱根の山に粟蒔きて実とはなれるをあはなくも怪し」(14-3364)のように、粟が実っても会えないのは不思議だと戯れている。また、浦島子は故郷へ帰り「家見れど 家も見かねて 里見れど 里も見かねて 怪しみと そこに思はく」(9-1740)という。②は、「白たへに 雪は降り置きて 古ゆ あり来にければ こごしかも 岩の神さび たまきはる 幾代経にけむ 立ちて居て 見れども怪し」(17-4003)のように、立山の霊妙さを讃えている。別の類似語に「クスシ」がある。
+執筆者辰巳正明
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID31672
-68236402009/07/06hoshino.seiji00DSG000062あやし;怪しAyashi①不思議である。②霊妙である。①は、記紀に多く見られるが、万葉集では男女関係に多く見られ、「足柄の箱根の山に粟蒔きて実とはなれるをあはなくも怪し」(14-3364)のように、粟が実っても会えないのは不思議だと戯れている。また、浦島子は故郷へ帰り「家見れど 家も見かねて 里見れど 里も見かねて 怪しみと そこに思はく」(9-1740)という。②は、「白たへに 雪は降り置きて 古ゆ あり来にければ こごしかも 岩の神さび たまきはる 幾代経にけむ 立ちて居て 見れども怪し」(17-4003)のように、立山の霊妙さを讃えている。別の類似語に「クスシ」がある。63あやし怪し辰巳正明あ1

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