あまざかる

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名あまざかる;天離る
+項目名(旧かな)
+表記天離る
TitleAmazakaru
テキスト内容ひな(鄙)にかかる枕詞。仮名書き例をみると、アマザカル、アマサガル、アマサカルの3つの訓みが認められるが、アマザカルが一般的であったらしい。万葉集には、「いかさまに 思ほしめせか 天離る 鄙にはあれど 石走る 近江の国の」(1-29)、「天さがる 鄙の国辺に 直向かふ 淡路を過ぎ」(4-509)、「天離(ざか)る鄙の長道を恋ひ来れば明石の門より家のあたり見ゆ」(15-3608)とあり、いずれも、都から遠く離れ行く地を「鄙」と観想して詠んでいる。ところで、「天」を「都」と同義として表現する背景には、「高御座 天の日嗣と 天の下 知らしめしける 皇祖(すめろき)の 神の命」(18-4098)といった万葉集の表現からうかがえる日の御子としての代々の天皇が居ますところを都と考える思想があったためであり、「天=都」「天離る地=鄙」という歌表現のあり方には、都を中心とし、その外縁部を鄙と位置づける万葉びとの世界観が反映されていると考えるべきであろう。
+執筆者城﨑陽子
+参考文献
-68201402009/07/06hoshino.seiji00DSG000027あまざかる;天離るAmazakaruひな(鄙)にかかる枕詞。仮名書き例をみると、アマザカル、アマサガル、アマサカルの3つの訓みが認められるが、アマザカルが一般的であったらしい。万葉集には、「いかさまに 思ほしめせか 天離る 鄙にはあれど 石走る 近江の国の」(1-29)、「天さがる 鄙の国辺に 直向かふ 淡路を過ぎ」(4-509)、「天離(ざか)る鄙の長道を恋ひ来れば明石の門より家のあたり見ゆ」(15-3608)とあり、いずれも、都から遠く離れ行く地を「鄙」と観想して詠んでいる。ところで、「天」を「都」と同義として表現する背景には、「高御座 天の日嗣と 天の下 知らしめしける 皇祖(すめろき)の 神の命」(18-4098)といった万葉集の表現からうかがえる日の御子としての代々の天皇が居ますところを都と考える思想があったためであり、「天=都」「天離る地=鄙」という歌表現のあり方には、都を中心とし、その外縁部を鄙と位置づける万葉びとの世界観が反映されていると考えるべきであろう。28あまざかる天離る城﨑陽子あ1

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