あしがら

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名あしがら;足柄
+項目名(旧かな)
+表記足柄
TitleAshigara
テキスト内容神奈川県足柄上・下両郡一帯を指す。アシガリとも。なかでも、静岡県と神奈川県の境である足柄山は、「足柄の御坂畏み」(14-3371)「足柄のみ坂たまはり」(20-4372)「足柄のみ坂に立して袖振らば」(20-4423)と、万葉集の歌々に詠まれる足柄峠を有する。足柄峠は街道の要衡であり坂(境)の神が居ます地として「み坂」と称され、袖を振り、神を祀ったりして旅の安全を祈るために手向けを行う場所であった。足柄はまた、「とぶさ立て足柄山に船木伐り」(3-391)「足柄のあきなの山に引こ船の」(14-3431)などのように造船と結びついて表現される。船足の軽さ(速さ)をアシガラの音にこめた用例ととらえられるが、それを願う呪詞の意義もあったと考えられる。ちなみに、源頼光の家来となる坂田金時(幼名・金太郎)が山姥の子として誕生したのも足柄山であったとされる。足柄道は桓武天皇の802(延暦21)年に、富士の大噴火によって埋まってしまうが、その利便さから翌年には復活している。
+執筆者城﨑陽子
+参考文献
-68190402009/07/06hoshino.seiji00DSG000016あしがら;足柄Ashigara神奈川県足柄上・下両郡一帯を指す。アシガリとも。なかでも、静岡県と神奈川県の境である足柄山は、「足柄の御坂畏み」(14-3371)「足柄のみ坂たまはり」(20-4372)「足柄のみ坂に立して袖振らば」(20-4423)と、万葉集の歌々に詠まれる足柄峠を有する。足柄峠は街道の要衡であり坂(境)の神が居ます地として「み坂」と称され、袖を振り、神を祀ったりして旅の安全を祈るために手向けを行う場所であった。足柄はまた、「とぶさ立て足柄山に船木伐り」(3-391)「足柄のあきなの山に引こ船の」(14-3431)などのように造船と結びついて表現される。船足の軽さ(速さ)をアシガラの音にこめた用例ととらえられるが、それを願う呪詞の意義もあったと考えられる。ちなみに、源頼光の家来となる坂田金時(幼名・金太郎)が山姥の子として誕生したのも足柄山であったとされる。足柄道は桓武天皇の802(延暦21)年に、富士の大噴火によって埋まってしまうが、その利便さから翌年には復活している。17あしがら足柄城﨑陽子あ1

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