あさじ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名あさじ;あさぢ;浅茅
+項目名(旧かな)あさぢ
+表記浅茅
TitleAsaji
テキスト内容いね科の多年草。背が高くない茅がや、または、万葉集に「浅茅原つばらつばらにもの思へば」(3-333)とあるように、まばらに生えている茅がやをこう呼ぶ。また「茅花ぬく浅茅が原のつぼすみれ」(8-1449)、「戯奴(わけ)がため我が手もすまに春の野に拔ける茅花ぞ召して肥えませ」(8-1460)とあるように、この若い穂はつばなと称して食用となった。「浅茅原に標結ふ」(7-1342、12-3057、12-3063など)といった類型的な表現によって「無駄なこと」、あるいは「意味のないこと」を示す。こうした表現が恋の歌にみられることは、それでもなお頼みに思う身上を表現する語として、「浅茅」がとりあげられていることを意味する。逆に、その「浅茅」すら特別なものとして「標」を結うことで、恋の成就を祈り願う心情が生まれているともいえる。ちなみに浅茅は毎年6月30日に各地で行われる夏越祓の茅輪の材料として用いられる。
+執筆者城﨑陽子
+参考文献
-68188402009/07/06hoshino.seiji00DSG000014あさじ;あさぢ;浅茅Asajiいね科の多年草。背が高くない茅がや、または、万葉集に「浅茅原つばらつばらにもの思へば」(3-333)とあるように、まばらに生えている茅がやをこう呼ぶ。また「茅花ぬく浅茅が原のつぼすみれ」(8-1449)、「戯奴(わけ)がため我が手もすまに春の野に拔ける茅花ぞ召して肥えませ」(8-1460)とあるように、この若い穂はつばなと称して食用となった。「浅茅原に標結ふ」(7-1342、12-3057、12-3063など)といった類型的な表現によって「無駄なこと」、あるいは「意味のないこと」を示す。こうした表現が恋の歌にみられることは、それでもなお頼みに思う身上を表現する語として、「浅茅」がとりあげられていることを意味する。逆に、その「浅茅」すら特別なものとして「標」を結うことで、恋の成就を祈り願う心情が生まれているともいえる。ちなみに浅茅は毎年6月30日に各地で行われる夏越祓の茅輪の材料として用いられる。15あさじあさぢ浅茅城﨑陽子あ1

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