【解説】羅生門絵巻 巻一・巻二
大分類 | 図書館デジタルライブラリー |
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中分類 | 奈良絵本・絵巻物関係 |
小分類 | 羅生門絵巻 巻一・巻二 |
分野分類 CB | 歴史学 |
文化財分類 CB | 図書 |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+解説 | 羅生門 [貴4249-4250] 〈外題〉なし 〈内題〉なし 〈巻冊〉2軸 〈体裁〉巻子装 〈書写年代〉寛文・延宝頃(1661~1680) 〈表紙寸法〉縦33.0糎 〈書入・貼紙〉なし 〈奥書〉なし 〈蔵書印〉なし 〈解題〉 室町時代物語(お伽草子)の絵巻。『羅生門』は、頼光四天王の一人、渡辺綱が源氏重代の太刀「鬚切」や「膝丸」を帯して鬼退治をする物語である。『太平記』や『剣巻』、能「羅生門」などに見られる源頼光と渡辺綱による鬼神退治譚を繋ぎ合わせてひとつの物語に仕立てたものである。 『羅生門』の伝本は、奈良絵本や絵巻の形態で複数現存しているが、諸本を通じて内容に関わるような大きな異同は見られない。本絵巻は佛教大学図書館本や井田等氏所蔵本の本文にもっとも近い。 なお、本絵巻の詞書書写者は、本学所蔵『舟のゐとく』(貴4201~4202)や『張良絵巻』(貴1739~1740)、呉越絵(貴2367~2369)、『咸陽宮』(貴4330~4331)などと同一人物であると推定されている。 〈翻刻〉 ・針本正行 山本岳史「國學院大學図書館所蔵『羅生門』の解題と翻刻」 (『校史・学術資産研究』4 2012年3月) 〈参考〉 ・『岩波文庫 続お伽草子』(岩波書店 1956年) ・『室町時代物語大成』13(角川書店 1985年) ・辻英子『在外日本絵巻の研究と資料』(笠間書院 1999年) ・佐々木紀一「羅生門鬼退治説話の形成と『綱絵巻』」(『国語国文』73-4 2004年4月) ・古川千佳「新収資料紹介 御伽草子『羅生門』」(『常照 佛教大学図書館報』53 2005年3月) |
+登録番号(図書館資料ID) | 貴4249-4250 |
所有者(所蔵者) | 國學院大學図書館 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-SA-ND |
資料ID | 143227 |
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