【解説】磯崎 上・下 寛文頃 写 奈良絵本
大分類 | 図書館デジタルライブラリー |
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中分類 | 奈良絵本・絵巻物関係 |
小分類 | 磯崎 上・下 寛文頃 写 奈良絵本 |
分野分類 CB | 歴史学 |
文化財分類 CB | 図書 |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+解説 | 磯崎 [貴280] 〈外題〉「いそさき」(左肩原装題簽。朱色地に金泥で草木を描く。下巻剥落。) 〈内題〉なし 〈巻冊〉2巻2帖 〈体裁〉列帖装 〈書写年代〉寛文・延宝頃(1661~1680) 〈表紙寸法〉縦23.7糎×横17.7糎 〈書入・貼紙〉ルビ、濁点あり(本文同筆) 〈奥書〉なし 〈蔵書印〉なし 〈解題〉 室町時代物語(お伽草子)の奈良絵本。 下野国日光山の麓に住む磯崎殿の本妻が、後妻の「新し殿」に嫉妬し、鬼面を付けて「新し殿」を害してしまうという物語である。 『磯崎』の諸本は、現在のところ十数本の所在が確認されている。現存する最古の諸本は、デンバー美術館蔵の絵巻で、本文、形態ともに祖本の形をもっともよく残していると言われている。デンバー美術館蔵の絵巻、寛文七(1667)年に刊行された版本を除けば、そのほとんどは奈良絵本の形で現存している。 美濃部重克氏は『磯崎』の諸本について、大きく甲類(デンバー美術館本・慶応義塾大学図書館本・高野辰之旧蔵東京大学国文学研究室本)と乙類(赤木文庫本・天理大学図書館本、版本)に分類されている。 本書は乙類に分類される。美濃部氏は、乙類本の中でも、本書と赤木文庫本、版本の近似度が高く、 誤写と思われる箇所も共通するところがあると指摘されている。 〈参考〉 ・美濃部重克「御伽草子「いそざき」テキストの変容―絵巻から絵草子へ―」(『中世伝承文学の諸相』和泉書院 1988年 初出『伝承文学研究』20 1977年7月) ・『在外奈良絵本』「デンバー美術館蔵『磯崎』」解説 (田中文雅執筆 角川書店 1981年) ・若杉準治「デンバー美術館本「いそざき」絵巻について」 (『説話論集8 絵巻・室町物語と説話』清文堂出版 1998年) |
+登録番号(図書館資料ID) | 貴280 |
所有者(所蔵者) | 國學院大學図書館 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-SA-ND |
資料ID | 143159 |
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