古九谷青手団扇散文平鉢

資料名(ヨミ)コクタニアオテウチワチラシモンヒラバチ
資料名(英訳)Flat Bowl with design of round Fan,Kokutani Aode style 
資料番号錦-001
大分類美術
中分類工芸
小分類陶磁
所蔵館錦窯展示館
寸法口径355、底径170、高さ57~71(mm)
制作年代17世紀
技法色絵
形状
材質磁器
公開解説初代八十吉がコレクションしていた作品。腰の部分をやや角張らせた平鉢で、丸みを帯びた縁には青手古九谷によくみられる鉄錆を施す。見込全体は団扇を三つ配し、団扇には波紋が、地紋には網目状の細かい線が描かれている。緑と黄二色の透明釉だけを使ったものだが、釉薬と呉須の重なりにより、緑と黒(濃緑)、黄色と紫という四色の効果を発揮している。
裏面は、高台内部だけを残して黄釉を全体に塗り、呉須で菊花らしき花を三箇所に散らし、その間を花小紋風の唐草で埋めている。高台内中央に緑釉で、四角形内に不解読文字銘が書かれているが、これは中国古代文字の殷周金文(青銅器の銘文)で、「上日乃爲」と読むことが判明している。「よい日にこれをこしらえた」というような意味の銘文と解されている。高台はさらに一段削り出した珍しいもの。
この団扇文を本歌として、独自の意匠を加え、輪華の縁を設けたものが《古九谷写意 団扇図輪花台鉢》。

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