琥珀大原石

名称ヨミコハクダイゲンセキ
年代約8500万年前(中生代白亜紀後期)
指定年月日市・平成12年6月1日
解説地元の鉱山師である櫛桁善兵衛氏が夏井町の鳥谷で昭和2年に採掘したもの。昭和12年に佐々木幸吉氏がしょうゆを売りに櫛桁氏の家を訪問した際にこの琥珀の原石を見ており、昭和35年、原石が青森県に売りに出されているのを知り、当時52万円で購入した。平成9年9月に開催された「世界・琥珀の祭典」を契機に久慈市に寄贈された。
昭和63年4月、ドイツのシュツットガルト州立自然史博物館のディーター・シュレー琥珀研究部長が久慈市を訪問した際に原石を見て、「約20キロもある琥珀の原石は珍しい」と世界でも最大級であると鑑定した。国内では最も大きな琥珀の原石である。世界的に見ても、近年、ボルネオでもっと大きい琥珀が採掘されているが、約200万年前の年代であり、久慈と比較しはるかに新しい。久慈の原石は中世白亜紀の琥珀としては世界最大である。
久慈市は琥珀のまちを標榜しており、この原石はそれを象徴するものである。琥珀御殿を建てたと伝えられる櫛桁善兵衛氏が掘り出したという歴史的背景もあり、琥珀産業史上からも貴重な資料である。
※白亜紀:中生代最後の紀。今から約1億4,300万年から約6,500万年前のおよそ7,800万年間。
参考『久慈文化財マップ』62

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