チョウセンアカシジミ

名称ヨミチョウセンアカシジミ
指定年月日市・昭和62年10月27日
解説チョウセンアカシジミはシジミチョウ科の小さな蝶で、前翅長16~20mm、翅の色は赤黄色で外縁が黒色である。アカシジミなどとは後翅に尾状突起がないことから区別できる。卵で越冬し6~7月に羽化する。
中国東北部アムール・ウスリー地方、朝鮮に分布し、日本では青森県・岩手県・山形県・新潟県の限られた地域に棲息する。岩手県では、陸中沿岸地方(久慈・野田・普代・田野畑・岩泉・宮古)と盛岡市近郊(滝沢・雫石)の水系に棲息している。幼虫はデワノトネリコという木の葉を食べて成長するが、蝶になっても飛ぶ力が弱いため、この木の生えている限られたところにしか棲んでいない。
大陸産で飛翔力の弱い本種が日本に棲息していることは、太古に大陸と日本が陸続きであったことを物語る貴重な資料である。高山蝶などとちがい人里に棲んでいる蝶なので、身近なところで親しみながら、保護する方法を考えなければならない。卵の採集が容易な蝶で、蒐集家にねらわれて樹皮ごと削り取られ、絶対数が減っているという調査もあるので、そういう被害から守ることも絶滅を防ぐために必要である。
参考『久慈市の指定文化財』、『久慈文化財マップ』48

PageTop