大石 勝一郎

収集者名(ヨミ)オオイシ カツイチロウ

略歴・解説

塾員の大石勝一郎氏は日本郵船に勤務して世界を周遊した約20年の間に世界各地から様々な文物を収集した。彼のコレクションはオセアニア、東南アジア、エジプト、アメリカ、アフリカ、北海道(アイヌ)での収集品から構成される。特に、オセアニア民族資料はマリアナ諸島やモートロック諸島、ニューギニア、オーストラリア、ハワイと広域より収集された。大石のコレクションは同じく塾員の町田三郎氏の好意によって慶應大に1937年3月に寄贈され、それらを総称して「大石・町田コレクション」と名付けられた。大石・町田コレクションはその一部が「原始及古代文化資料展覧會」(1937年11月20日~22日、慶應義塾大学図書館記念室および考古学教室)にて展示された。



★関連文献
三田史学会 1938 「原始及古代文化資料展覧會」『史學』16(4):189-199
臺浩亮 2020 「植民地期のニューギニアにおける小嶺磯吉の活動に関する予察―1905年から1911年における収集活動を中心に―」『史學』89(3):1-52

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■ 執筆担当者:臺 浩亮(Kosuke Dai)
■ 解説文公開日:2021/02/20
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