胸飾(カプカプ)

ME. No.363
資料分類名装身具 Ornament
現地名kapkap
素材シャコ貝、べっ甲、紐、ボタン
L.(㎝)11.1
W.(㎝)10.8
地域区分メラネシア Melanesia
推定収集地1ビスマルク諸島 ニューアイルランド島 キマダン村落もしくはカテディン村落/Bismarck Archipelago, New Ireland, Kimadan or Katedin
収集者小嶺磯吉
寄贈者松江春次
執筆者1黑川由紀子
解説1 貝製円盤の両面は滑らかに磨かれているが光沢はない。裏面には解読不可能な2行(□□bil / Konfabee )の書き込みがある。明るい茶色の鼈甲製円盤には4層の幾何学文様帯が同心円を成すように表現されている。本資料は中央に残されるモチーフが外縁の精緻な彫刻との対比により引き立って見える。複数カ所に破損が見られるが、全体のデザインは確認できる状態である。植物繊維製撚糸の先端には青色と白色の磁器製のボタンが通されている。
過去に出品された展覧会「語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション」(慶應義塾大学三田キャンパス図書館新館1F展示室、2015 年1月9日~2月7日)
「ANIMARTIFACT-時空を越える動物-」(慶應義塾大学三田キャンパス図書館新館1F展示室、2019年1月18日~2月9日, 2月22日~3月7日)
本資料の掲載書籍山口徹監修 山口徹・安藤広道・佐藤孝雄・渡辺丈彦編 2015『語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション』
慶應義塾大学文学部民族学考古学研究室 2019『ANIMARTIFACT-時空を越える動物-』 p.6
土俗品図集No.89

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