祖霊神

ME. No.1444
資料分類名彫像 Figure
素材木、赤色顔料(赤土)、黒色顔料(木炭)、白色顔料(石灰)、巻貝の蓋(リュウテンサザエ科か)、土、植物
L.(㎝)15
W.(㎝)18
H.(㎝)136
地域区分メラネシア Melanesia
推定収集地1ビスマルク諸島 ニューアイルランド地域/Bismarck Archipelago, New Ireland
収集者小嶺磯吉
寄贈者小嶺磯吉
執筆者1臺浩亮
解説1 慶應大コレクションには複数のマランガン造形物が含まれる。当資料は2体の像より構成される柱状のマランガン造形物である。頭髪はココヤシ繊維で表現され、眼部にはリュウテンサザエを加工した瞳が嵌入される。赤・白・黒の3色で彩色され、腕や胴体、脚には葉や花の図案や幾何学模様が多用される。顎、肘から下方に伸長する支柱を有し、特に上段像の中央支柱・側面支柱は蛇を模している。像が中央支柱を掴む手は逆手である。逆手で親指を上に向けることは実際には不可能であり、これは早い時期に蒐集された彫像にしばしば認められる特徴であるとされる。
本資料の掲載書籍南の會 1937『ニウギニア土俗品図集(上)』南洋興発、第16図版(写真)※同書、p. 114に関連記述有り
吉川逸治 1963 『講談社版・世界美術大系 原始芸術』講談社、p.154 第23図

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