内田 宗寛

じんぶつ名(ヨミ)うちだ そうかん
生年月日(西暦)1883
生年月日(和暦)明治16年
没年月日(西暦)1984
没年月日(和暦)昭和59年

略歴・解説

塗師2代目勘三郎の長男。高等小学校を終え家業に励む。明治39年農商務省の漆器練習生となり上京。工業試験所の漆器研究室で、漆の分析などの学問的な教えを受け帰郷する。6年後の45年、農商務省から講師に招かれ上京する。ここで刀の鞘塗り名人鈴木喜助から技術指導を受ける。上京中に自分が下塗りし、父が上塗りした棗(ナツメ形の黒色茶器)を師と仰いだ赤塚自得に「茶の湯を知らぬ人が作った棗だ」と評された一言が胸にささり、各地で苦労して名品を求めて研究し、「髤漆参考記」を残した。大正3年帰郷する。江戸千家に茶道を学んだ後、棗は蒔絵をほどこしたものではなく黒塗りの棗そのものが「真」であると考え、黒塗りの心の作品そのものである。

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