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動画解説『鉄道と共に発展した街 柏』(前編)

資料管理No29774
内容「商都」・「スマートシティ」と称される柏市の中心部に位置する柏駅。
しかし駅が立地するこの地はかつて,人家もまばらな原野だったことをご存じでしょうか。
柏はタイトルのとおり,鉄道と共に発展した街という側面を持っています。
本動画は前編として,中世期(鎌倉~戦国・安土桃山時代)と近世期(江戸時代)の柏駅があった場所の様子を解説します。

(動画概要)
中世の東葛地域の代表的な資料・本土寺過去帳でも,柏駅周辺には当時,集落や農作地等,人の活動的営みは確認できません。
しかし江戸時代になると動きが見えます。徳川家康は東北の伊達家・上杉家・佐竹家といった有力大名への警戒から,水戸に実子を配置,水戸徳川家が誕生します。水戸(徳川)光圀はそうした有事に備え,江戸と水戸を結ぶ水戸街道の整備を強化(新道の付け替え)。
一方,柏村は江戸時代前期,手賀沼沿い・戸張寄りにあり,林野が多くを占め農地も狭い,貧しい村だったようです。しかしこの水戸街道の整備により,人の往来に将来性を期待した柏村は,村ごと現在の柏駅周辺地域に移動することとなりました。
この柏村が明治期の鉄道開通を機に,柏発展の中心地となっていくのです。
<関連サイト>柏市HP内:第十一回 かしわ・その時「明治29年12月25日 柏駅ができた日~農村から都市へ~
https://www.city.kashiwa.lg.jp/bunka/about_kashiwa/culture/rekishi/rekishihakken/dai11kai.html

キーワード:相馬文書,小金牧,駅路鞭影記,五榜の掲示,寺嶋雄太郎,小野義真

本動画は2023年2月27日,生涯現役ときわ会郷土史友の会主催講演を収録(会場:アミュゼ柏会議室A)
大分類動画
撮影年月日2023/02/27
所蔵者柏市教育委員会
収録時間26分
地域市内中央部
時代分類中世,近世,近現代

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