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動画講座『手賀沼教員殉職事件-母を失ったあの日-』(後編)

資料管理No29772
内容「母が死んだ,母が死んだ。。。」
アジア太平洋戦争末期に起きた女子教職員たちの水難事故は,手賀沼とそこに住まう人びとの長い歴史の中でも,特に悲しい出来事として記憶されています。
昭和19年11月22日,後ろに母を乗せ柏駅まで自転車をこぎ見送った少年。次に母と会ったその姿は,とても無残なものでした。当時14歳の多感な少年は悲しみと怒りに震えつつ,周囲に支えられながら激動の時代を生きぬき,令和の現在となっては唯一の生き証人となりました。
その場に肉親として立ち会った者にしか分からない,自身の心情や状況のリアルな証言と共に,事件の遠因となった社会情勢やその後の遺族たちの生活,手賀沼史も合わせて紹介。昔ばなしで終わらないその悲劇と教訓からは,今を生きる私たちにも深く大切なことを気づかせてくれるようです。
※テーマ上,後編には御遺体に関する描写説明が一部含まれます。体調を悪くされがちな方は視聴をお控えください。

講師:小林健氏(元公立中学校長。昭和5年5月生,収録時92歳)

キーワード:手賀沼,教員,水難,サッパ舟,B29,パールハーバー,ポツダム宣言,GHQ,国民学校

本動画は2022年8月4日,柏市教育委員会主催による「教職員向け夏期特別講座」を収録したものです。(会場:沼南庁舎大会議室)
大分類動画
撮影年月日2022/08/04
所蔵者柏市教育委員会
収録時間35分
地域手賀沼
時代分類近現代

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