photo: SAIKI Taku

セイヨウバラ、カタバミ、イワガネゼンマイ、ヒメヤブラン、イワタバコ、ムクゲ、ヒルガオ、ツキミソウ、アイビー ヘデラ

作家名(日)橋本雅也
作家名(英)HASHIMOTO Masaya
制作年2010
素材・技法鹿角、鹿の骨
サイズH50×W44×D31cm
著作権表示© HASHIMOTO Masaya
収蔵年2014
受入方法購入
解説1978年岐阜県(日本)生まれ、神奈川県在住。

橋本雅也は、2000年、インドの旅の途上で1本の流木を手にしたことがきっかけとなり、簪(ルビ:かんざし)を中心とした装身具の制作を始め、以後新たな素材との出会いを求めて世界各地を旅した。帰国後、神奈川県に活動の拠点を置き、それまで収集した木や鉱物、角や動物の骨といった素材を使用し、独自の技法を編み出しながら制作を続けている。主な個展に「Bouef」(Silke & The Gallery、ベルギー、2009年)「殻のない種」(ロンドンギャラリー、2012年)「橋本雅也 間(ルビ:あわい)なるもの」(金沢21世紀美術館、2014年)などがある。

橋本雅也は、猟師に同行し、1頭の鹿の死に立ち会うことをきっかけに、生と死、そしてそれらの痕跡ともいえる材料― 骨や角など― から生命の温もりを湛えた白い花を彫り出した。生と死に向かい合うこと、そしてそれらを通じてもたらされる材料をもとに新たな命を紡ぎだす行為は、橋本の生命の営みとともにあるといって過言ではない。夏の花であるセイヨウバラやヒルガオ、春から秋にかけて咲くカタバミなど、多種多様な花を表現した本作品は、咲いては散り、枯れては咲く、はかなくもたくましい永遠なる生命に対する畏敬の念が込められている。

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