© MORIMURA Yasumasa

花嫁が見つめたもの・日当たりのよい庭

作家名(日)森村泰昌
作家名(英)MORIMURA Yasumasa
制作年1984
素材・技法ゼラチン・シルバー・プリント
サイズH30 × W31.5cm
著作権表示© MORIMURA Yasumasa
収蔵年2003
受入方法購入
解説1951年大阪府(日本)生まれ、同地在住。

京都市立芸術大学卒業後、同大で写真家アーネスト・サトウの助手を務め、影響を受ける。1985年、ゴッホの自画像に自らが扮して撮影した写真作品を発表。以後、「なること」という手法でセルフ・ポートレイト・シリーズを継続的に制作。歴史的名画に自写像を挿入した「美術史の娘」や「女優」シリーズ、20世紀の報道写真を題材とし「政治と戦争の中に現れた男性的なるもの」をテーマとした映像「レクイエム」シリーズ等、今日に至るまで一貫して自画像的作品をテーマに取り組む。2007年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年横浜トリエンナーレのアーティスティック・ディレクター。

《肖像(ゴッホ)》《肖像(カミーユ・ルーラン)》は名画に自身が扮する最初の作品。この直前に制作したのが、頭の中に浮かぶメガロポリスを手中に置き換えた写真シリーズ「卓上のバルコネグロ」で、森村は「自分の原点」と語る。市松模様やサイコロなどのモチーフはステファヌ・マラルメやマン・レイの影響が認められる。さらに、本写真シリーズ全49点及びその中の「水の塔」を立体化した5点が黒白の市松模様の床に配されたインスタレーション《卓上のバルコネグロ+五つの水の塔》へと展開。2007年、当館コレクション展にて発表。通常展示を昼の風景とし、そのヴァリエーション「夜のバルコネグロ」が存在する。1984年から2007年までの自分史や昼と夜といった時の流れが込められている。《なにものかへのレクイエム/人間は悲しいくらいにむなしい 1920.5.5 - 2007.3.2》は、映像「レクイエム」シリーズのひとつ。ソヴィエト連邦建国者ウラジーミル・レーニンが群衆に囲まれ演説する様子を捉えた写真をもとに撮影。大阪市西成区釜ヶ崎を舞台に、レーニンに扮した森村と日雇い労働者や野宿生活者百数十名が登場。社会最小単位としての個、20世紀の歴史定義、現代を取り巻く問題が森村自身の身体を通して浮き彫りにされる。

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