photo: FUKUNAGA Kazuo
ころがるさきの玉 ころがる玉のさき
作家名(日) | 牛嶋均 |
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作家名(英) | USHIJIMA Hitoshi |
制作年 | 2008 |
素材・技法 | スチール |
サイズ | φ220cm |
著作権表示 | © USHIJIMA Hitoshi |
収蔵年 | 2009(作品購入年月日:2009/03/31) |
受入方法 | 購入 |
解説 | 1963年福岡県(日本)生まれ、同地在住。 1980年代、田中泯に師事。その後、身体パフォーマーとしてヨーロッパを回り帰国。家業の遊具製作所を手伝いながら自ら遊具を彫刻と呼ぶ作品を発表している。作品の多くは見るだけでなく、体験を通しての関わりをもって成立するところに特徴があり、関わる人々の手によって移動したり変化したりしながら、先々で機能や意味を変えていく。ラジオ・ステーションや基地作りなど、ワークショップ・プログラムの提案や実施も多数ある。 牛嶋均が考えたストーリーによれば、直径約2メートルの玉が街中のどこかを転がり、ピタリと停まったその場所で2つに割れてしまう。そこに人々が集まって考えたところ、ふと自分たちの基地を作ろうということになった。この場合の基地とは、子供たちの間で仲間以外には秘密にしている遊び場のことで、自分たちでルールを決めて快適に過ごすための工夫をする仮設の場のことである。何もないゼロベースから誰かとともに居場所を作るということは、私たちがどのように生きていくのかという問題であるのと同時に、それが仲間とそれ以外を分け隔てるものともなりうる、ということに気づくことでもある。作品は基地に限らず、ラジオ・ステーションや足湯など、作品に関わる人々のアイディアによって発展・拡張していく。 |