photo: SAIKI Taku
Good House, Nice Body:私を建て、そして通り過ぎていった者たち
作家名(日) | 高嶺格 |
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作家名(英) | TAKAMINE Tadasu |
制作年 | 2010 |
素材・技法 | プロジェクタ、コンピュータ、スピーカー、ファウンド・オブジェクト |
サイズ | サイズ可変 |
著作権表示 | © TAKAMINE Tadasu |
収蔵年 | 2011(作品購入年月日:2011/03/15) |
受入方法 | 購入 |
解説 | 1968年鹿児島県(日本)生まれ、秋田県在住。 京都市立芸術大学工芸科漆工専攻卒業、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業。1990年代初頭よりパフォーマンス活動を行い、ダムタイプの作品にも参加。以来、自身の身体や経験を基軸にしつつ、民族や性、自己と他者など様々な問題と関わる中、新たな関係性や未来を切り開いていくプロセスを作品として表してきた。インスタレーションや映像、写真、パフォーマンス等、多彩なアプローチのもと作品制作を行い、舞台作品の制作・演出、コラボレーションも多数手掛けている。 本作品は、高嶺が1ヶ月金沢に滞在し、参加者らとの共同作業を通じて完成させた映像インスタレーション。金沢近辺で解体予定の古い家屋から採集した古材をもとに作られた「家」のインスタレーションと、その中に映し出される映像から成り、「体」「家」という人間にとって根本的なテーマが重層的に紡ぎ出されている。住民が刻み込んだ時間・記憶の厚みを内包する「家」を舞台に、ガラス板に密着した部分を発光させるという特殊な技法で裸体を撮影・制作した映像が、生々しくも神秘性が漂うイメージと音声を伴い、見る者の意識と感覚を大きく揺さぶる。 |