photo: SAIKI Taku

ニット・パビリオン ― ニットカフェ・イン・マイルーム

作家名(日)広瀬光治×西山美なコ
作家名(英)HIROSE Mitsuharu ×NISHIYAMA Minako
制作年2009
素材・技法毛糸、鉄、フェイクファー他
サイズH421 × W326 × D326cm
著作権表示© HIROSE Mitsuharu
© NISHIYAMA Minako
収蔵年2009(作品購入年月日:2009/08/14)
受入方法購入
解説広瀬光治:1955年埼玉県(日本)生まれ、同地在住。
西山美なコ:1965年兵庫県(日本)生まれ、同地在住。

広瀬光治は、幼少時より編物を始め、高校生の頃から作品を作り始める。卓越した技術によって実現されるニット作品は、国内外から非常に高い評価を受けている。また、編物、ものづくりの重要性を広く伝えることにも力を入れている。一方、西山美なコは、美術大学在学中より「ピンク」「かわいい」など日本社会の側面を押し出した作品の制作を始め、注目を集めた。近年は建築、空間と融合する作品群を展開し、より本質的な世界への探求を行う。異分野で活躍する2人のコラボレーションによって《ニットパビリオン― ニットカフェ・イン・マイルーム》は実現された。

本作品は、2009年度に金沢21世紀美術館で開催した長期プロジェクト型展覧会「広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”」において出品された当館によるコミッション作品である。卓越した技術で独自のニット表現を展開する広瀬、個人や共同体の夢、幻想といった問題を独自の造形言語によって追求してきた西山。異分野で制作活動を続ける2人のアーティストによる共同制作というきわめてユニークなコラボレーションによって作り出された本作は、アート、ニット、公的空間、私的空間といった様々な領域を横断する。

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