© Hussein CHALAYAN
麻酔薬
作家名(日) | フセイン・チャラヤン |
---|---|
作家名(英) | Hussein CHALAYAN |
制作年 | 2004 |
素材・技法 | DVD |
サイズ | 20分 |
著作権表示 | © Hussein CHALAYAN |
収蔵年 | 2006(寄附採納年月日:2006/03/31) |
受入方法 | 寄贈 |
解説 | 1970年ニコシア(キプロス)生まれ、ロンドン(英国)在住。 フセイン・チャラヤンは、今日、最も革新的、実験的、創造的なファッション・デザイナーとして活躍し、創意工夫に満ちた素材の使い方と新技術の融合をデザインに用いることで知られている。また、創造のプロセスを可視化しようとする手法は、折り畳んで郵便で送ることができる紙製のドレス、ドレスに変形する肘掛け椅子のカバー、木製のスカートになるコーヒーテーブルなど、チャラヤンの代表作にも見てとれる。 11章から成る映像作品《麻酔薬》では、形式化された振舞いやテクノロジーが、我々の生の営みの中にある痛みをいかに麻痺させる役割を果たしているかが重要なテーマとなっている。この作品は食べ物、誕生、幼児性、性、宗教、家族生活、エンターテインメントとしての暴力、文化摩擦など幅広い問題に言及している。これらの諸問題を結びつけることによって、儀式的、習慣的な振舞いがすなわち抑圧でもあるような状況を示唆しているのだ。 |