© YOKOMIZO Shizuka
ストレンジャー (18)
| 作家名（日） | 横溝静 |
|---|---|
| 作家名（英） | YOKOMIZO Shizuka |
| 制作年 | 2000 |
| 素材・技法 | 発色現像方式印画 |
| サイズ | H108 × W127cm（フレーム） |
| 著作権表示 | © YOKOMIZO Shizuka |
| 収蔵年 | 2005 |
| 受入方法 | 購入 |
| 解説 | 1966年東京都（日本）生まれ、ロンドン（英国）在住。 日本の大学で哲学を学んだ後、イギリスに渡り、大学で美術を学び制作活動を始める。現在まで主に写真やヴィデオを媒体として、個、社会、共同体、あるいは人と人との距離といったテーマのもと作品を制作している。全くの見知らぬ人に匿名で手紙を送り、彼らを窓越しに撮影していく「Stranger」シリーズ（1998–2000年）は、特に自己と他者の境界、私的領域、公的領域といった問題への横溝独自の視線を表す。 本作は、1998年から2000年までパリ、ストックホルム、ベルリン、ニューヨーク、広島、ブラックプール、ロンドンで行われたプロジェクトにおいて撮影された写真群である。見知らぬ人に匿名で手紙を送り、指定の時間にその人の家の前にカメラを設置し、被写体となることに承諾して窓辺に立った人を撮影するという作品であった。撮影後も横溝は被写体と話を交わさず、静かに立ち去る。映し出される被写体は、直立しカメラをナイーヴに凝視するもの、腕を組み挑戦的にカメラを見つめるものなど様々である。友人・知人、あるいは同じ国籍を持っているといったことから生じる親密さが介在しない、他人同士の曖昧な距離、関係性が露呈されている。 |