ダイヤモンド・ダスト・シューズ
作家名(日) | アンディ・ウォーホル |
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作家名(英) | Andy WARHOL |
制作年 | 1980-1981 |
素材・技法 | ポリマー塗料、シルクスクリーンインク、ダイヤモンドダスト / カンヴァス |
サイズ | H228.6 × W177.8cm |
著作権表示 | 都度JASPARからの許諾書に指示があるので、確認して記載すること |
収蔵年 | 2005(作品購入年月日:2005/03/31) |
受入方法 | 購入 |
解説 | 1928年ピッツバーグ(米国)生まれ、1987年ニューヨークにて逝去。 チェコスロバキアからの移民の子として生まれ、カーネギー工科大学で広告美術を学んだ後に、ニューヨークにて1950年代中頃から商業デザイナーとして活躍。1960年からはファイン・アートの領域に進出し、大衆的なイメージをシルクスクリーンの技法で大量に繰り返す作品で圧倒的な成功を収めた。他にも雑誌の創刊や実験映画の制作、音楽プロデュースそしてマスメディアへの多岐にわたる出演など、サブカルチャーに与えた影響も計り知れない。 本作は、1979年からアンディ・ウォーホルが開始した、自らの代表的なモチーフを再引用したレトロスペクティヴ・シリーズのうちのひとつである。彼は商業デザイナーとして活動していた1955年から、靴の専門店 I. ミラー社より発注を受けて婦人靴の挿絵を数多く手掛けており、本作はそうした最初期の題材に言及している。当初はダイヤモンドの砕粉の使用が検討されたが、物質的な輝きを強調するため最終的にはガラスの粉が採用された。靴を描いたイラストによって商業美術界での大きな成功を手にしたこと、また当時彼は靴のイラストに著名人の名前を冠し発表していたことなどから、靴はウォーホルにとって名声や成功の隠喩であったと言え、ここではダイヤモンドという富の象徴によってそれが一層強調されている。 |