© Vik Muniz / VAGA, New York & JASPAR, Tokyo, 2015 C0501 (2015/02/09時点) © Vik Muniz / VAGA, New York & JASPAR, Tokyo, 2018 C2266 (2018/07/20時点)

ピクチャー・オブ・チョコレート:ダイバー(シスキンドにならって)

作家名(日)ヴィック・ムニーズ
作家名(英)Vik MUNIZ
制作年1997
素材・技法チバクローム・プリント
サイズH150×W119.8cm
著作権表示© Vik Muniz / VAGA, New York & JASPAR, Tokyo, 2015 C0501
収蔵年2003
受入方法購入
解説1961年サン・パウロ(ブラジル)生まれ、ニューヨーク(米国)在住。

自らが作ったオブジェ作品を記録するために撮影したことがきっかけとなり、シリーズで写真作品を発表するようになる。それらは報道写真や美術史上の名作をグラニュー糖やトマトソース、チョコレートなどの素材で再現し、撮影したものである。写し出されたイメージの認識、作品へ歩み寄る過程でそのイメージが予期せぬ物体から構成された集合体であることを知覚するといった複数の視点を同時に経験させる作風に見られるように、ヴィック・ムニーズは知覚と現実の認識の関係性を独自なスタイルで表現している。

《ピクチャー・オブ・チョコレート:ダイバー(シスキンドに)ならって》はチョコレート・シロップを使って描くシリーズのひとつ。アメリカの写真家アーロン・シスキンドによる『浮遊の恐怖と喜び』におけるイメージを引用した本作品をはじめ、既存のイメージを食べ物の素材で描くことにより、味覚という視覚以外の感覚も取り入れようとする。「ピクチャーズ・オブ・エアー」シリーズの大きな画面に映し出されるのは星の配置図。これらは透明なヘアジェルを敷き、その中に空気を吹き込むという方法によって、元の配置図を模写し、それを撮影した写真作品である。人類初の月面到着、ベルリンの壁崩壊など、世界史上の重大事件の発生した時、その場所で眺められたであろう天体を、NASAが開発したソフトを用いて当時の配置図を割り出し、ヘアジェルという全く次元の異なる物体を用いて再構成している。写真の下にはその天体図が眺められたであろう場所と時間が詳細に記されている。ここでは、表層のイメージ、素材としての物体、さらに記された記録とそこから想起される事象の記憶といったような知覚の重層性がひとつの平面に集約されている。

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