鯰尾兜(正面)

/2

鯰尾兜

資料登録番号008084
資料名(読み)なまずおのかぶと
材質・形状牛革黒漆塗、燕尾形
時代桃山時代
寸法総高65.6cm
解説盛岡南部家伝来の兜(かぶと)です。会津を領した戦国武将蒲生(がもう)氏郷(うじさと)(1556-1596)の養妹於武(おたけ)(源秀院・重直生母)が南部利直(としなお)(1576-1632)に嫁ぐ際、氏郷着用の兜を引出物として持参したと伝えられます。
尾の部分を革(かわ)、鉢の部分を鉄板で構成し、総黒漆塗仕上げとした均整のとれた造形は、戦国の変わり兜のなかでも秀逸です。その形から燕尾形(えんびなり)兜とも呼ばれています。
文化財指定岩手県指定有形文化財

PageTop